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日々是平凡

by mick2005915

ぬくぬく 🌱

ぬくぬく 🌱_c0175584_05501548.jpg
ビル翁は執務室にてヒトの世の甲斐なき事象を憂えておられるのだろうか?温かき洞にてごゆるりと過ごされたし🌴

当時、学生運動の煩わしさにずる込みでこの一種ピクニックじみた講義に参加した者は多かった。噂通りの面白さに植生のフィールドワークで得られた何かは我が生涯の判断基準のひとつとなって熟成しているような気がする。宮脇昭氏は植生の権威として健在の様子、まことにめでたし✨
鎮守の森や広葉樹中心の雑木、かつて熊楠が指摘していたこととも重なる。彼はまさに絵本の樹を植えた男と化していた🎵
氷雨の庭を見ながら春待つ小さな樹木の芽や草の双葉の語りかけを想う事は大いなる無駄なのか?
国会中継の空疎な茶番もな😵




# by mick2005915 | 2020-01-23 10:14

植物

昨日、上京のためバス待ちしていてふと、足元を見たら春待ちの草たちが挙って狭小なアスファルトの裂け目に
芽を出し、眩い光の中で笑っていいるようだ。
垂直に伸びようとするやつ、ひたすら地に平たく光の当たる面を広げるやつ、その間に細い葉の塊をねじ込もうとするやつ。
ヒトには雑と罵られ初夏の草刈りにもめげず、何とか秋に実を結び種をまき散らして素知らぬふりでそこに在る。
何と強靭で頼もしい戦略か。
昔、植生の講義に潜り込み草のごとく素知らぬふりでフィールドワークに出た。
広大なゴルフ場跡地で我がキャンパスの予定地でもあるところだ。
植物同士の生き残りをかけた熾烈で巧な競争は
動物のそれと何ら変わりはない。蔓延る。これだ。
見渡す限り緑の丘なのだがよく見るとそれぞれ色調の異なる塊があって集落のようになっている。
周囲の木々は雑木群で虫や鳥たちには豊かな環境だ。
これで水があって人の手があまり入らなければな。

横浜の駅からそう遠くない場所がら今では儚い夢でしかないけれど。
後に知った絞め殺しの木(Strangler Fig)などには強烈な意思を感じる。
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# by mick2005915 | 2020-01-22 04:41

ほね

こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい


神様どうかボクの上に強き光を投げてください

天気予報に電話して涙流す

もうボクはこの部屋ごと地の底に沈みそう

心も体も溶けてしまって

キミに会いたい

うたた寝していた散らかる部屋は

いつの間にやら朝が来てカーテンを開け窓の外は

動き出す世界

もうボクはこの部屋ごと地の底に沈みそう

体も心も溶けてしまって

キミに会いたい

うれしいことも 悲しいことも

誰もいない一人のこの部屋じゃ馬鹿馬鹿しいや

もうボクはこの部屋ごと地の底に沈みそう

体も心も溶けてしまって

キミに会いたい

Thanks 宮本浩次            

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                for my daughter



# by mick2005915 | 2020-01-19 15:58

首都高、湾岸、アクアトンネルから出た瞬間、闇の中 対岸の灯りの少なさにほっとする。これで月でも出ていたら万事幸いなのだが。残念ながら昨夜は雲多く海岸線のやわらかな迎えは見えなかった。
渋谷からの車列はダンゴムシより遅い進みで見渡す限り眩い光の洪水だ。落ち着かぬ事甚だしい。これが羽田近辺まで続く。電気の無駄遣いと叫ぶ以前に生存本能が悲鳴をあげる。日没の哀しみ帯びたグラデーションから始まる日々の闇は1日を塗り替える安逸な時だというのに。都会の多くの彷徨い人には必須の光なのだろうか。も少し暗い方が居心地良いぞ。要らぬ街路樹のライティング。樹を痛めつけるし半分消してもバチは当たるまいに。毎日夜祭りをやっているんじゃねい(怒)
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          借り物 アサンテ サーナ


# by mick2005915 | 2020-01-17 08:39

陰翳礼讃

パラサイト  監督ポン・ジュノ主演ソン・ガンホ
昔の作品 殺人の追憶は 陰翳と恐怖の波状攻撃。怖かった。
とにかく暗い。執拗な演出と拘りで韓国映画の面目躍如。今回は笑いながら恐い。先が見透せるような、裏切られるような。
映像も音も沈殿。貧富、格差等の社会問題提起と思いがちだがただ映画としての面白さに拘っているのが怪物を描いた他の作品からも窺える。富める側の子供と貧しい側の娘の演技が秀逸。ソンガンホは言う迄もなく後半に向かう不穏な空気を作り出し狂気じみた破局への階段を降りていく。きっかけは臭い。
アート肌のキム・ギドクとともにえげつなさも良い。
parasiteと言えば目黒寄生虫館。寄生虫は宿主への侵害を可能な限り少なくする戦略をとって自らを守っている。実にこ狡い奴らなのだが奇妙で不思議な存在感。我が身も似たようなものかもしれない。個人の尽力で成し遂げた施設としては伊豆のアンモナイト、奈良の糞虫館とともに称賛したい。人知れずひっそり蠢いている感。Meめめguro Parasitological Museum Parasitological MuseumParasitoblogical Mus

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# by mick2005915 | 2020-01-14 20:58